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updated on June 18, 2024
NEW 2024年6月18日 私が所属する日本語ジェンダー学会では、2024年7月6日(土)10:00-17:20 に東京国際大学(川越第1キャンパス)にて対面式年次大会を開催します。ご興味のある方は、是非、ご参加ください。
https://gender.jp/activities/conferences/24th_conference/
・今回の大会テーマ:「役割とジェンダー」
・基調講演:金水 敏 (きんすい さとし)(放送大学大阪学習センター所長・大阪大学大学院文学研究科名誉教授)
「男女の話し方はどのように印づけられているか—ポピュラー・カルチャーを手がかりに—」
2023年に文化功労賞を受賞され、「役割語」研究の第一人者でいらっしゃる金水先生にご講演頂ける機会に是非ご参加ください。
・午後のパネルディスカッションのテーマ:「ことばとジェンダー:異なる教育現場より」
午後のパネルディスカッションでは、中国語の中の役割語、村上春樹の翻訳における役割語、プリンセス物語と性別役割について、などそれぞれの専門家が講演後、フロアの皆様と活発なディスカッションが期待されます。
研究発表は日本、カナダ、アメリカなどの研究者が研究成果を報告します。
・事前参加申し込み:7月3 日(水)24:00 (JST)まで、
・懇親会申し込み:6月30日(日)24:00 (JST)まで (当日参加も受け付けますが、参加費が1.5倍から2倍になるので、お気をつけください。)
★ 私は受付担当ですが、実行委員長補佐役として、相変わらず会場を走り回っていますが、お声をおかけくだされば嬉しいです。
2023年6月10日 私が所属する日本語ジェンダー学会では、2023年7月15日(土)10:00-17:50 に愛知教育大学(愛知県刈谷市)にて3年ぶりの対面式年次大会を開催します。ご興味のある方は、是非、ご参加ください。
https://gender.jp/activities/conferences/23rd_conference/
・今回の大会テーマ:「教育・ことば・ジェンダー」
・基調講演: 「コーパス言語学の視点で考える「教育・ことば・ジェンダー」コーパス研究でご活躍の神戸大学の石川慎一郎先生
・午後のパネルディスカッションのテーマ:「ことばとジェンダー:異なる教育現場より」
パネルセッションでは、日本の小学校、大学、そしてアメリカの大学におけることがとジェンダーの扱いや学生たちの反応などを報告し、フロアと活発なディスカッションを期待しています。
研究発表は5名、若い世代の研究者のなかなか意欲的な発表タイトルも大変興味深いです!
・事前参加申し込み:7月12日(水)24:00(JST)まで、
・懇親会申し込み:7月7日(金)正午(JST)まで (当日参加も受け付けますが、参加費が1.5倍になるので、お気をつけください。)
★ 私は受付担当ですが、実行委員長補佐役として会場を走り回っていると思います。
2023年5月19日 「ジェンダーエッセイ」のページの「ついにNHKにも「夫さん」登場!」というエッセイを掲載しました。メディアの方々が積極的にこの表現を使い始めたことは、大変力強い変化です。
2023年5月18日 「ジェンダーエッセイ」のページの「性別の代わりにジェンダーのオプション多種多様」というエッセイに、7年半程前に調べた日本のSNSの性別の選択が現在では増えていることを報告しました。
2023年5月12日 来る7月15日(土)に日本語ジェンダー学会第23回年次大会が愛知教育大学にて対面開催されます。今回の大会テーマは「教育・ことば・ジェンダー」、参加申し込みは7/12(水)24:00 (JST) まで、懇親会申し込みは7/7(金)正午まで受け付けています。大勢の方々が大会テーマに興味を持ってご参加くださることを願っています。
2022年12月15日 12月10日(土)に開催された日本語ジェンダー学会第22回年次大会は、盛況のうちに終了しました。今回も、コロナ禍の影響でオンライン開催でしたが、大勢の方々が大会のテーマに興味を持ってくださって活発なディスカッションが展開されました。
次回の大会は、是非、対面開催となりますように。
2022年10月31日 日本語ジェンダー学会が主催する第22回年次大会が2022年12月10日(土)にZoom開催されます。会員でない方々も歓迎しますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
大会テーマ:「"ことばとジェンダーの問題"-解決への持続可能な取り組みに向けて-」
基調講演タイトル:「なぜ『主⼈』はなくならない? とどのつまりは社会と制度のせいなんです」遠藤織枝(元文教大学教授)
パネルディスカッションのテーマ:「ことばとジェンダー研究とその社会的実践 --- なぜ過去の議論や実践が継承されないのか --- 」
https://gender.jp/activities/conferences/22nd_conference/
2022年7月25日
新聞記事や雑誌やTVで紹介されました!
各画像はクリックすると拡大表示されます
2022年7月23日(現地時間)に、アメリカのジョージ・ワシントン大学における日本語教師のためのワークショップで「ジェンダーと日本語教育」(Zoom)に関して講演をしました。トピックは「日本語教科書におけるジェンダー:女性文末詞」についてですが、受講生は、アメリカの大学や大学院で日本語教育に携わっている方々で、講演の後、活発なディスカッションが展開されました。
2022年6月22日に、毎日新聞より取材を受けた記事「#「普通」をほどく 夫婦の呼称 「主従」ひそむ言葉にあらがう」がネットに掲載されました。最近話題になっている京都のコーヒー豆焙煎ショップのオーナー夫妻によるメディアに対する勇気ある発信についての記事です。(有料記事。紙面の記事冒頭部分と私がインタビューを受けた部分はこちら)
https://mainichi.jp/articles/20220621/k00/00m/100/279000c
2022年3月18日 フランスのストラスブルグ大学における国際シンポジウムで研究発表(Zoom)をしたので、「研究発表」のセクションに記載しました。
2021年11月21日
日本語ジェンダー学会は、2021年11月20日(土)9:00-17:10 に第21回年次大会をオンライン開催し、盛況のうちに終了しました。
韓国語、英語、スペイン語、中国語の翻訳におけるジェンダーについて一緒に考え、活発なディスカッションにまた新しいエネルギーを頂きました。次回は2022年6月末か7月初旬の予定ですが、対面で開催できるように祈っています。
第21回年次大会概要:https://gender.jp/activities/conferences/21st_conference/
2021年10月25日
日本語ジェンダー学会は、2021年11月20日(土)9:00-17:10 に第21回年次大会をオンライン開催します。(16:40-17:10オンライン懇親会あり)
参加申し込みは2021年11月18日(木)24:00まで。(研究発表募集は9/16に締め切りました)
年次大会概要:https://gender.jp/activities/conferences/21st_conference/
2021年3月30日と4月6日に、読売新聞より取材を受けた記事「配偶者男性 なんと呼ぶ?」が紙面とネットに掲載されました。(次のURLで記事の全文が読めます。紙面はこちら
https://otekomachi.yomiuri.co.jp/lifestyle/20210331-OYTET50000/
2021年1月28日
日本語ジェンダー学会は、2021年2月13日(土)9:30-17:30 にオンライン研究会を開催し、多数の方々にご参加いただき活発なディスカッションができました。
研究発表会プログラム: https://gender.jp/activities/workshops/workshop-2020/
2020年10月21 日(水)北海道新聞 から取材を受け、『配偶者の呼び方」についての記事「夫さん/妻さん」はどうですか?」が朝刊に掲載されました。→ こちら
2021年3月30日と4月6日に、読売新聞より取材を受けた記事「配偶者男性 なんと呼ぶ?」が紙面とネットに掲載されました。
https://otekomachi.yomiuri.co.jp/lifestyle/20210331-OYTET50000/
→ 紙面はこちら
2020年5月3日
日本語ジェンダー学会学会誌『日本語とジェンダー』第17号掲載の以下論文が、学会ウェブサイトにて一般公開されました。
この研究のために、インターネットでアンケート調査を実施し、多数の方々から大変貴重なご回答をいただきありがとうございました。
学会誌の一般公開まで諸事情により時間がかかりましたが、おかげさまで、そのアンケート調査結果を論文としてようやく発表することができました。
皆様にお読みいただき、この論文のテーマに関して興味を持っていただければ幸いです。
論文情報:
「他人の配偶者の新呼称を探るアンケート調査 -- 「ご主人」「奥さん」から「夫さん」「妻さん」への移行の可能性--」, 『日本語とジェンダー』第17号, pp.13-30, 日本語ジェンダー学会, 2017年12月.
2019年7月6日
日本語ジェンダー学会第20回年次大会は東京の実践女子大学渋谷キャンパスにて盛況のうちに終了しました。
若い人たちの将来の結婚に関わる「姓の選択」がテーマだった今大会、大勢の非会員や学生さんたちもご参加下さり、
有意義なディスカッションを展開することができました。
日本は「夫婦同姓」を法律で決められている世界中でも唯一の国。
誰もが自分たちの状況に合わせて自らの姓を選択できる日が一日も早く来ることを願ってやみません。
★この年次大会記録は学会サイトの次のページでご覧になれます https://gender.jp/activities/conferences/20th_conference/
2018年8月30日
2015年4月に出版した『ジェンダーから見た日本語教科書 -- 日本女性像の昨日・今日・明日--』の電子版が
出版されました。次の書店のサイトからダウンロード出来ます。
紀伊國屋:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0350081
丸善雄松堂 Knowledge Worker: https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023187670
2018年7月 27日 西日本新聞から取材を受け、「夫さん、妻さん はいかが」という他人の配偶者の呼び方についての記事が7月27日に掲載されました!
2018年6月25日
6/23(土)長崎ウエスレヤン大学(長崎県諫早市)にて、日本語ジェンダー学会の第19回年次大会を開催し、盛会のうちに終了しました。
今大会のテーマは「コミュニケーションとジェンダー」、午前の基調講演には株式会社ジャパネットたかた創業者で株式会社A and Live代表取締役の髙田明(タカタアキラ)氏に「伝わることば、伝えることば」について講演して頂きました。会場では多数の若い学生さんたちが熱心に耳を傾けていました。
午後は研究発表と「アサーティブネスとジェンダー」というテーマでパネルディスカッションを行い、フロアの聴講者を交えての有益なディスカッションが行われました。
→ https://gender.jp/activities/conferences/19th_conference/
2018年3月22日 東京都港区の男女共同参画センターより依頼を受けて同センター発行の情報誌『OASIS オアシス』に短いジェンダーエッセイを書かせていただいてきました。今回は4回目で連載の最後。タイトルは『女子力ってなんですか?』以下のオアシスのpdfファイルの4ページ目の左下に掲載されています。ご興味のある方はどうぞお読み下さい。
http://www.minatolibra.jp/newsletter/oasis/oasis-date/2014122600152/file_contents/OASIS_56.pdf
2018年3月7日 「夫さん」について受けた取材に基づいた記事が次のサイトに掲載されました。(コラムニスト・矢部万紀子著)
前編:「あの坂元裕二が使う「夫さん」、ブラボー!「ご主人」に違和感をもつみなさんへの「福音」として http://webronza.asahi.com/culture/articles/2018030500004.html
後編:「続・あの坂元裕二が使う「夫さん」、ブラボー! 「違和感」を超えて、どう定着させるか http://webronza.asahi.com/culture/articles/2018030500006.html
2018年1月5日 「ジェンダーエッセイ」新作「女子力って何でしょうか?」を掲載しました。
2017年2月7 日 ジェンダーエッセイ新作「ついに『夫さん』がTVドラマに登場!」
2017年4月13日(木)
TBSテレビの朝の番組「ビビット」で放映するために取材を受け「配偶者の呼び方」についてお話しました。編集されて放映された番組を見て、この問題について関心を持っている人々が多いことに感動しました。
日頃から推奨している「夫さん」「妻さん」や「夫様」「妻様」についても、番組の中で明言しました。
2017年度 東京都港区の男女平等参画センター情報誌『OASIS オアシス』へのエッセイ連載:
53号 第1回「主人は尊敬語?」
54号 第2回「夫さん、妻さんはいかが?」
55号 第3回「性別記入のオプションいろいろ」
56号 第4回「女子力って何ですか?」
http://www.minatolibra.jp/newsletter/oasis/oasis-date/2018021400066/
雑誌『ハルメク』2016年5月号 「夫さんはダメですか?」
「夫を『主人』と呼びますか?」という記事の中で、インタビュー内容が紹介されました。
ウェブサイト: https://gender.jp
2022年12月10日(土)Zoomによるオンライン開催 第22回年次大会
2021年11月20日(土)Zoomによるオンライン開催 第21回年次大会
2019年7月6日(土) 実践女子大学渋谷キャンパス 第20回年次大会
2018年6月23日(土)長崎ウエスレヤン大学にて 第19回年次大会
2017年7月8日(土)東京農工大学にて 第18回年次大会
2016年6月18日(土)群馬大学にて 第17回年次大会
学術書を出版しました
水本光美 著
大学教育出版, 2015年4月.
ISBN: 978-4-86429-321-1
(2160円税込み)
https://www.kyoiku.co.jp/?d1=21&cmd=category_search&item_id=901&_page_no=1amazon
でも購入できます
電子版もあります:
紀伊國屋書店
丸善雄松堂
「女ことば」と「日本女性像」という2つの着眼点
から、日本語教科書の中に、いかにジェンダーが潜
んでいるか、それらが現代日本社会の現状を正しく
反映しているかどうかをデータ分析結果の比較から
考察し、さらには今後の日本語教科書のあり方を述
べる。
【特徴】
1. 多数の自然会話(1組30分、合計66名分)やロールプレイ(1組15~20分、合計58名分)を収録、女性文末詞使用率を集計した結果の分析・考察
2. 会話参加者全員に実施したアンケート調査結果を集計・分析
3. 60冊の教科書や関連教材を綿密に分析し、女性文末詞使用率および女性の描写のされ方を観察・考察
4. 200名の国内外の日本語教育関係者へのアンケート調査結果の分析・考察
5. 現在の日本社会に関する政府によるデータと日本語教科書のデータを比較・分析
6. 今後の日本語教科書:ジェンダーの観点から見た教科書の問題点とジェンダーフリーを目指す教科書の具体的一提案
「ジェンダー」?
本書では、「女ことば」、特に「文末に現れる文末詞としての女ことば」と「日本女性像」という二つのテーマを扱っています。世の中には女性のみならず男性 特有の文末詞も存在するし、なぜ女性像などと女性だけにフォーカスするのかという疑問を呈する人もいるでしょう。確かにどちらも研究できれば言うことはな いのですが、研究というものは自らの興味によって触発されるものです。
私の場合は、長年日本語を教える教師としての視点から疑問を持ち、研究への意欲を触発されたのが「女ことば」と「日本の女性像」だったのです。
かなり“いい年”になってから日本を離れ、それまで日本文化における女性の役割に疑問をもち、過去のジェンダー・イデオロギーからプレッシャーを受けながらも、やは り一般に求められる “日本女性の女らしさ”というものを背負って渡米し、アメリカで学んだ後、教鞭を執った経験から、こと「女であること」と「人間であること」の間で揺れ動き考えさせられることが多々あったということにも、起因するのかもしれません。
この本は、2000年代半ば頃からの研究をまとめたものですが、若い世代の女性から「女性文末詞」が消えていっていると気づいたのが、90年代初め。久しぶりにアメリカから帰国した私は、その日、東京の山の手線に乗っていました、、、(つづきは、本書の第1章をお読み下さい)